地方のスーパーマーケットに28年勤務した筆者が語る、店ごとの差別化とは?青果編(多分に私見込みで)

小売店

みなさん、おはこんばんちわ【じっこ】です。

先日高卒から28年勤めていた地方スーパーを自己都合で退職し、ハローワークにお世話なっている中年おじさんです。もちろん就職活動もしっかりするのですが、時間のある今だからこそと思いブログを始めてみました。

生まれ育った地元に関する事を発信していこうと思い書いていたのですが、スーパーを題材に書いた記事が予想以上に読まれていたので、中に居たものとして少し深堀りで私見をバリバリ込みで書いてみますので、買い物の時にちょっと思い出してもらえると嬉しいです。(^▽^;)

青果の売りは、仕入れで決まる

最近では、スーパーマーケットでも入り口を入ると惣菜から始まるお店が増えて来ていますが、以前として青果物から始まるお店が多いですよね。私も、買い物に行った時入り口にお買い得の野菜がたくさん並んでいると気分があがります⤴

青果部門(やおやさん)が強い店は、主に個人店で「経営陣が直接青果市場へ仕入れに出向いている」かつ「市場にもお客さんにも優しいお人よしタイプ」なんだと思います。

*大手スーパーさんの場合、仕入れ(市場仕入れ)と販売が分業で、バイヤーさんが規格、数量、期日などを計画的にまとめて仕入れます。(売り場でも管理がしやすい)

市場の中は、同じ商品でも産地やサイズ、規格など多数あふれています。時期によっては荷が多すぎてさばき切れなくなることがあります、そんな時に声をかけられるのが先に書いた方々です。そもそも仕入れるつもりでは無いイレギュラー商品だったりするで、通常よりいくらか割安に仕入れできます。(ただし、数量が多かったり、鮮度の足が速いなど理由があります)

入り口付近の売り場を見ろ

先の仕入れで書いた頼まれ商品が出る場所は主にお客さんの目に付きやすい入り口付近です。価格もおよそ同業に対して安く、かつ山積みの陳列で時には面白いPOP(たすけて~)などつけて売る気満々さが伝わります。特に数量が多い時などは、店内に何か所も出したりしてるはずなので分かりやすいですね(^O^)/

スーパーマーケットの販売計画はおおよそ二十四節季を基準に決められているのですが、【畑のやさい】にそんな道理は通じません(笑)

頼まれごとは、試されごと」お人よしであっても、仕入れた商品を一生懸命売る姿をバカにはできませんよね。

2013年に名古屋に研修に行った際に見た白菜の売り場、「漬物なってまうわ!」って意見もありそうな積みっぷり、インパクトありますね。

そんで、マネしてやってみた【じっこ版】新玉、新じゃが売り場。さつまいもの1箱99円も激安でしたね💦この時期は仙台市場に仕入れに行かせてもらい、震災からの復興需要もあり(町に人の出入りが多く活力に満ちていた)ずいぶんムリをしてたくさん仕入れをしてた記憶があります。良い経験にはなりましたが、なかなか利益に繋がらなかったですね。ショボン(´;ω;`)

近年サラダや焼き芋、スイーツを出すお店も

最近店内製造でサラダや焼き芋、フルーツサンドにスイートポテトを出したり、SDGSという事で果物を使用したアイス【葛(KUZU)バー】が、お弁当お惣菜大賞を受賞したのは有名ですね。

やおやさんのお惣菜、おさかなやさんのお惣菜など、今までは素材中心に販売していた部門がその商品知識などを活かし、お店ごとに試行錯誤され新しい商品が産み出されているのも差別化ポイントの一つですね。

チェーン展開している大きなスーパーも便利ですが、個性豊かな地方の中小スーパーも面白いものです。(^◇^)

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